プログラマーSEが転職の履歴書の趣味・特技に書くことの例文
「趣味に読書とか、映画鑑賞って書くの意味ないよな…」
「そもそも、特技なんてねーしwww」
履歴書の趣味・特技欄って書くの難しいですよね。読書とかショッピングとか書くのって何も書かないのと同じようなものですし、かといって、変わった趣味や特技を持っているわけでもありません。
それに面接で趣味や特技のことを聞かれる機会も滅多にありません。だったら、読書や映画鑑賞でいい気もします。
私はこれまでに三度転職して、多くの面接をこなす中で、趣味・特技欄もいろいろと試行錯誤してみた所、多少ウケがいいものが分かりました。
そんなわけで今回は「趣味・特技に書くべきこと」を紹介します。
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Excelの履歴書ならフォーマットを変えられるから欄ごと消しても良い?
いきなり、全否定の話ですが、趣味・特技欄を消しちゃってもいいと思います。
市販の履歴書を買って手書きする場合は出来ませんが、Excelの履歴書フォーマットのファイルはネットで検索すればいくつも見つかります。それらを使う場合は、趣味特技欄を削除して、別の項目に変えてしまえばいいと思います。
とはいえ、その別の項目が浮かばなかったりします。なので、結局趣味・特技を書くことになるわけです(笑)
では何を書くか?というと……
趣味にはちょっと変わったことか、相手の役に立つものを書くべし
以前、私は趣味欄に「気功」と書いたことがあります。気功って、知らない人からするとドラゴンボールの「カメハメ波」みたいなイメージがあるかもしれませんが、私がやってるのは健康法としての気功です。太極拳みたいな体操をしたり、目を閉じて瞑想したりします。
「気功」という言葉が案外、面接官の目にとまりやすいのか、何度か面接で「趣味に気功って書いてありますが、人を吹っ飛ばしたり出来るんですか?笑」などと聞かれたことがあります。
「いやぁ、私がやってるのは人を飛ばすようなものじゃなくて、太極拳みたいな体操をする健康法です。疲れが取れたり、とても良いんです!もし入社させていただけたらお教えしますよ。」
と答えました。それが効いたのかは分かりませんが、その会社から内定もらえました。職歴やスキルが評価されての内定なんでしょうけど、人物面の評価で多少プラスになったんじゃないかと思います。
趣味の話をすることで、その場が和みますし、健康の話は誰でも関心があるので、目にとまりやすいのだと思います。
「もし入社させていただけたらお教えしますよ。」ということで、印象として、「この人は自分の味方で自分に役立つ存在だ」っていうのが残ると思います。それに「入社」を印象づけることができます。
採用されるかどうかって、最後は人間として好きかどうかの印象が大きいですからね。
「スキル的にはOKなんだけど、なんか人として好きになれないなぁ…」という人とは仕事したくないですよね。ですから、人物面の潜在的アピールとして趣味欄をうまく活用するのが良いと思います。
興味を持たれる趣味、相手の役に立つ趣味とは?
先ほど上げた気功のような健康にかかわるものは良いと思います。
例えば、ツボに詳しい場合、「目が疲れた時は、まぶたの下を軽く押すといいんです」って話をするだけで相手の役に立つことが出来ます。
勉強法とかも良いです。趣味に「資格取得」と書いておいて、聞かれたら、「こうやって勉強すると受かるんですよ!」って話をするのも良いですよね。この場合、勉強法を教えることで相手の役に立つというだけでなく、それだけ勉強していて努力家であることや知識量のアピールにもなります。
ですから、自分がアピールしたい内容を趣味として書くのが良いでしょう。
特技には仕事のことを書いても良い
私は特技の欄にオブジェクト指向技術と書いたことがあります。面接で「特技にオブジェクト指向技術とありますが、どんな特技なんですか?」と聞かれたことはありませんが、潜在的なアピールにはなると思います。
質問するほどではないんだけど、「特技にオブジェクト指向技術って書いてあったから、技術力ありそうだな!」という印象が残るはずです。
最終的に合否判定する時には、そういう印象の総体で決まります。ですから、質問されなかったとしても効果はあるはずなんです。
ゲームやアニメ、漫画が趣味なのもアピールになる場合がある!
趣味に「ゲーム、アニメ、漫画」なんて書くとバカっぽいと思われてマイナスだと考えがちですが、応募先企業によっては、とても良いアピールになります。
例えばゲームの会社です。スマホゲーム企業の面接では必ずと言っていいほど「最近、やってるゲームはなんですか?」や「好きなゲームはなんですか?」と聞かれました。
ゲーム会社の人はゲームだけでなくアニメや漫画が好きな人も多いので、趣味に書いておけば、親近感をもってもらえるはずです!
そんなわけで、応募先企業に合わせて趣味・特技を考えれば、合格する確率もグンと上がると思います。