プログラマー・SEが『仕事の熱意』を保つ具体的方法
「以前はもっと興味あったんだけどなぁ…」
「仕事のモチベーションって上げられるもの?」
読者の方から相談メールが届きました。
「やまろうさんは、プログラマー・SEの仕事で熱意が低下したことはありますか?その場合、どうやってモチベーションを上げていますか?」
私も仕事の熱意が低下することはけっこう頻繁にあります(笑)
その度に自分なりの方法で乗り越えてきました。そんな方法を紹介します。
熱意の低下は基本的に『飽きた』ってこと
初めのうちは面白かった仕事が段々とつまらなく感じられる………、飽きたからです。
ですから、モチベーションを保つ方法とは、飽きをなくすことなんです。
定期的に仕事を変える
「飽きてきた」と感じたら、仕事を変えるのが一番です。
- 会社に配置換えの希望を出す
- 転職活動を始める
- フリーランスだったら、契約を打ち切って次の仕事を探す
私は会社員時代、一つの顧客企業担当を6年間やったことがあります。言ってることが真逆ですね。これは失敗談です。
この顧客の仕事は割と楽だったので、
「仕事飽きてつまらないけど、楽だからいっか!」
と考えてダラダラと続けてしまったんです。とはいえ、長く一つの顧客を担当すると、いろんな仕事を任せてもらえるようになり、キャリアアップにはなったので良い面もあります。ただ、それでも退屈な仕事をするマイナス面の方が大きいと思います。
現在はフリーランスになって、熱意が向く分野の仕事をするようにしています。
業務システム開発 → Webサービス → スマホゲーム開発 → クラウドソーシング
と興味が向いた仕事をしています。
仕事の分野は変えられる
業務システムの多くはWebアプリケーションですから、業務システム → Webサービスへの転身は使っている技術が近いのでかんたんです。
Webサービスの方が、大量アクセスに対応するための仕組み(キャッシュやNoSQL)が使われていたり、UIが凝っていてAjaxやJavaScriptフレームワークを使ったコードをたくさん書くっていう違いはありますけれど、概ね使ってる技術は同じなので、今までのスキルをベースに新しい技術も学べるし、とても良いキャリアパスだと思います。
一方、Webサービス → スマホゲーム開発への転身は難しいと思われがちですが、そうでもありません。
ゲームのサーバーサイドはWeb技術で作られています。JSON APIというHTTPのレスポンスでJSON(Java Script Object Notation)形式で返す機能を開発します。要はAjaxのサーバーサイドと同じです。
ゲームのクライアントサイドは、使ってる技術が異なりますが、最近はゲームエンジンというゲームの開発をかんたんにする仕組みを使った開発が主流なので、昔に比べるとずっとかんたんになっています。
ゲーム開発技術の進化によって習得がカンタンになった
現在最も主流のゲームエンジンはUnityです。Unityを使うと2D/3Dゲームをかんたんに作れます。コードを書かなくてもツール上の操作でかなりの部分まで作り込むことができます。
Unityではプログラミング言語にC#を利用できます。C#はJavaに似ていて理解しやすい言語ですし、C++に比べてずっとかんたんです。
どの分野でも最近は技術の進歩で開発がしやすくなっている傾向ですし、学ぶための環境(本やWebサイト)も整ってますから全然いけます。
ですから仕事に飽きたら、興味が向く分野へと転身することをおすすめします。興味がある仕事をしている時って充実感があって人生変わりますからね!