インフラSE、技術的に遅れた職場から転職したいが罪悪感がある
インフラ系SE4年目31歳です。
転職の相談です。転職の理由として、職場があまり技術的なことに関心がないことです。
技術的なことで言えば、10歳年上の職場の先輩でもVB6で止まっている人もいます。
他の企業から考えれば時代遅れなのかもしれませんが、パッケージシステムの導入先が工場や公共関係のため、一旦導入すると、かなり長い期間(10~15)年で利用されます。
会社自体が下請けのため、モノを作るという意識に乏しく、「言われたことだけやればよい」のような雰囲気がでています。
加えて、ドキュメントの提出量が急増し、このままでは、技術的なことから取り残されてしまいそうな焦りがあります..。
転職をこの時期で考えたのは、私自身にパッケージ開発担当の話が来たからです。
話が来たときは嬉しかったです。
ただ、時間が経つにつれ、自分が中心になって開発するのであれば、保守を考えると何年かは会社に残らないことから、苦痛に感じるようになりました。
全てを環境のせいにする気はないですが、環境はかなりモチベーションに影響すると思います。
何となく裏切るという気持ちもあります。
自分が使うのはC、C#、VBですが、C#などで開発をすると、世の中は凄い速度で進歩しているのかと実感します。
自分もそのような渦の中に入ってみたいとも思います。
難しく考えすぎかもしれません。
何だか言葉にならないですが、アドバイスあればお願いいたします。
読者の方から相談メールをいただきました。
同じような悩みを持っている方向けに回答内容を一部紹介します。
何となく裏切るという気持ちもあります。
私もはじめて転職する時にはそんな気持ちになったのでよくわかります。
しかし、転職に罪悪感を感じる必要はありません。
あなたは会社と雇用契約を結び、会社の規則に従って仕事をしてきて、今退職をする、すべて契約に従った正しい行為です。裏切りでもなんでもありません。
「これまであれだけお世話になってきたのに、辞めるなんてなんかひどいような…」って気持ちになりがちですが、お世話にもなったけど、こちらも仕事で貢献をしてきたはずです。全く貢献できず、お世話されっぱなしだったらクビになってるはずですからね。
ですから、罪悪感を感じる必要なんてないんです。
こちらの記事も参考になるかと思います。
技術の進歩に飛び込みたい
自分もそのような渦の中に入ってみたいとも思います。
ご自身の気持ちに従うのが一番です。
気持ちが湧いた時に行動しないと、時間とともにその気持ちも消えてしまうかもしれません。
そうして、10年も経てば、「もう40代だし転職は難しいよな…」となってしまうかもしれません。
何かを決断する時には、「失敗したらどうしよう?」という気持ちもわいてきますが、決断せずに何もしなければ、ずっともやもやしながら過ごすことになり、しばらくしたら「あの時決断しておけばよかった…」と後悔することになりがちです。
ですから、その時々の自分の気持ちに従って生きるのが一番です。自分の気持ちに従って決めた選択は多くの場合うまくいくと経験的に感じます。結果的にうまくいかなかったとして、自分で選んだことなので後悔するよりも「次どうしようか!」という気持ちになります。
パッケージ開発職に移ってしばらくやってみてから決めてもいいですし、それだとやめにくくなるなということであれば、今決断されてもいいと思います。
前者を選んだとしても、会社が社員の進路を拘束することはできないし、その権利もないし、負い目を感じる必要はないので、ご自身の望む選択をされればいいと思います。