相談: 上流工程担当から下流工程(開発)の仕事へ移りたい
私はテスター4ヶ月を経て転職し、1月から要件定義の部門に出向予定です。
今後のキャリアについて相談したいです。
私は30歳ソフトウェア開発未経験で1月から要件定義から基本設計の部門に出向するんですが、経験を積んだらソフトウェア開発の方にキャリアをシフトすることは可能でしょうか?
普通なら下流工程を経て上流工程を経験すると思っています。
会社側は上流工程を経験したら開発もと言っていますが本当か少し心配しています。
やまろうさまのご意見をお聞かせください。
読者の方から相談メールをいただきました。
同じような悩みを持っている方向けに回答内容を一部紹介します。
キャリアシフトの可能性
会社によるのでなんとも言えないですが、会社に「開発の仕事をさせてほしい」という要望を続けていくことだと思います。
自分から動けば、案外物事って動いていくものです。
上流 → 下流ってキャリアある?
会社側は上流工程を経験したら開発もと言っていますが本当か少し心配しています。
私も同意見です。下流工程を経て上流工程の仕事へ進む会社がほとんどでしょう。
会社の言うとおり、「上流工程を経験したら開発の仕事に進む」のかもしれませんし、状況によってはそうならないかもしれません。例えば、その時、下流工程が出来るエンジニアが余っていて、上流工程経験者が足りないという状況もあり得ます。
未来がどうなるかは分からないので、今考えうる最善の選択をするしかありません。
今後、開発の仕事をしていくにしても、今上流工程の仕事を経験しておくことはプラスに働くはずです。どのような手順でシステムが企画・要件定義・設計がなされるかを知っておくと、開発の仕事をする際に、設計の意図がよくわかり、適切な実装が出来ます。設計や要件の不備を発見できるかもしれません。
ですから、
上流工程の仕事をしながら、並行してプログラミング学習を独学で進めておく
のがいいんじゃないかと思います。
私もキャリアの初期には、開発の仕事につけず、半年ほどオペレータの仕事を担当させられましたが、その間に独学でプログラミングの学習を続けました。それが後になって開発職に移った時にとても役に立ちました。
その時々で最善と思えることに取り組んでいけば、きっと良い結果につながると思います。