プログラマーSEが課長などのライン管理職になる方法
「部下に指示してるだけで楽そうだよな!」
「給料も高そうだし、おいしいポジションじゃん」
プログラマーのよくあるキャリアパスって、
プログラマー → SE → サブリーダー → チームリーダー → プロジェクトマネージャー
みたいなものがよく挙げられていますが、もう一つ典型的なキャリアステップがあります。
上記のような職種の変遷とは別で、出世の階段です。
現場ではなく、本社や自社の事業所・バックオフィスで営業支援とかライン管理の仕事をするパターンです。
平社員 → 係長 → 課長 → 部長 → 本部長 → 経営者
そんな出世の階段を上がっていく方法を紹介します。
現場の実績より、売り上げが大事?
現場でバリバリプロジェクトをこなすのと、課長や部長として管理職をやっていくのとでは、全く違った能力が必要です。
現場でいくら「仕事ができる、優秀だ」と評価されても、ライン職になれるとは限りません。
会社の目的は利益を最大化することです。
出世するには、売り上げへの貢献が重要です。売り上げ・利益を増やすための貢献をするのです。
「あいつのプロジェクトはいつも売り上げが良い、稼いでいる」
という評判を積み重ねていくと、
「あいつに課長をやらせて、あいつの下でプロジェクトをいくつも回せば、我が部門の売り上げが増えるんじゃないか?」
と上層部から思われるようになります。
すると、「あいつを現場から本社や事業所・バックオフィスに戻して、営業支援とかライン管理をやらせてみよう」ということになるでしょう。
これが出世街道です!
なので、まずは現場での利益、売り上げを出すために何をすればいいかを考えると思います。
単純な話、炎上させずに無事プロジェクトを完了できるだけでも、売り上げに貢献できます。
そのためにも、スケジュール・開発範囲を顧客と交渉して無事完了できる計画に持っていく、このようなスキルはとても重要です。
エンジニアはとかく技術に目が行きがちで、「交渉術」のようなスキルに優れた人が少なかったりします。このような問題意識を持つだけで、あなたは特別な存在になれます。
続いて、私が大手SIerにいたころ部長から聞いた話を紹介します。
待つことも重要?
「どうやって部長になったんですか?」
と聞いたら
「別に何か特別なことをしたわけでもなくて、自分が部長になれたのはたまたまだと思う。その時、ちょうどポストが空いて、俺しかいなかったからって感じかな」
と言いました。
謙遜した言葉だったのかもしれませんが、その人は本当にバリバリ仕事できるみたいな雰囲気ではなく、なんていうかふつうの人なんです。
でも人当たりが良い人でした。
つまり、「目立った能力がなくても、地道に仕事をして行くと、ある日タイミングが合って、部長に抜擢してもらえることもある」ということなんでしょう。
ですから、「昇進、昇進!!」とガツガツしすぎずタイミングを待つというやり方もありですね。
同年代の社員との優位性
いいタイミングが来れば出世できるにしても、自分と同年代の社員との位置関係は重要です。
同年代の社員に比べて自分の能力や周りからの評価が高ければ、年齢が上がったときに、課長や部長になれる可能性は高まります。
逆に自分の評価のほうが低いようであれば、同年代の別の社員が出世することになってしまうかもしれません。
ですから、同年代の社員に比べて自分はどの位置にいるかを意識して、一番じゃなくても、そこそこの位置にいれば、先ほど紹介した部長のように、部長になる年齢になった時にちょうど自分しかいなかったみたいな状態になりやすいんじゃないかなと思います。