プログラマーSEが『少食』になるメリット
ダイエットとか、長生きするための秘訣のような話で「少食が良い」という話はよく聞きます。「多くの現代人は食べ過ぎで、本来の人間の食べ方とかけ離れてる」みたいな話です。
プログラマーの典型的なイメージに
- ハンバーガーとポテトやピザを山ほど食べて
- ずっとPCの前に座ってて
- ヒゲがモジャモジャでめっちゃ太ってる
みたいなのがあります。
これくらい太ってる場合は健康のために、
少食になって痩せる=健康的な体型になる
というメリットがありますが、ここまで太ってなくても、少食になるメリットはあります。
「少食になると生産性が上がる」という話です。詳しく紹介します。
朝食をバターコーヒーにすると、いろいろ捗る!
デイヴ・アスプリー著シリコンバレー式 自分を変える最強の食事という本があります。
この本の中で
「朝、コーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを入れて飲む」
方法が紹介されています。
デイヴ・アスプリーさんはシリコンバレーの起業家で前述したプログラマーの典型みたいな体型をしていて体調不良に悩まされていたのを克服するために、20年間に渡りさまざまな健康法や食事法を試し、体の数値の変化を検証したそうなんです。その結果たどり着いたのが、朝バターコーヒーを飲むという方法なんだそうです。
グラスフェッドバターとは牧草の草で育てた牛から作ったバターです。グラスフェッドに対してグレインフェッドというものがあります。こちらはグレイン(穀物)で育てたという意味です。
日本で売られてる安いバターはグレインフェッドなんだそうです。グレインフェッドが良くない理由は、
- 与えられる飼料の穀物の質が良くない(えさ用だから人が食べるものに比べて品質が低い)
- 穀物の多くは炎症作用がある
- 成長を促すための成分が組み込まれている(自然な食べ物じゃないという意味)
とのことです。
この本には、「この食べ物はこうこうこういう理由で良くない…」みたいなことが書き連ねられていて、「じゃあ何を食べればいいんだ?」ということへの回答が、先程述べた
「コーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを入れて飲む、これを朝食にする」
というものなんです。
人間には2つのエネルギーモードがある
MCTオイルというのはココナッツオイルから中鎖脂肪酸油を抽出したものです。
朝、MCTオイル入りのコーヒーを飲むことで、脂肪を原料として体が動くようになるそうなんです。
MCTオイルには脂肪を原料として体を動かすために必要なケトン体を作り出す働きがあり、かつ夕食後・睡眠中に糖分が使われてなくっている朝、飲むから余計に脂肪を使いやすくなるそうです。
原始時代の人間は現代のように食べ物がたくさんあるわけではなく、獲物を採れたときは食事にありつけるけれど、獲物が採れないことがよくあります。そんな時に体内に貯めておいた脂肪をエネルギーとして活用していたそうなんです。
つまり、人間は元々、
- 糖分をエネルギー源として活動している時
- 脂肪をエネルギー源にしてる時
という2種類のエネルギーモードを使い分けていたのです。
アイザック・H・ジョーンズ著世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術では前者をシュガーバーニング、後者をファットバーニングと呼んでいます。そして、人間はファットバーニング(脂肪がエネルギー)の時に高い能力・集中力を発揮するとのことでした。
ですから、本来の人間とは脂肪をエネルギー源と活用するものなんだそうです。しかし、現代人はいつでも糖分を得ることができるので、ファットバーニングの機会がなくなっています。そこで、朝バターコーヒーを飲めばいいという発想なのです。
この話って、南雲吉則さんの「一日一食」の話でも出てきました。私は一日一食も試したことがあるのですが、どうも自分には合わなかったようで日中フラフラしましたが、バターコーヒーはバッチリ頭も働いていい感じです!
デメリットはないの?
ご飯を食べた後って、しばらくだるくなったり、眠くなったりしますが、バターコーヒーを飲む場合それがありません。とても気持ちが充実して高い集中力が維持されるんです。
「朝食がバターコーヒーだけじゃお腹減るんじゃない?」って思われたかもしれませんが、バターとMCTオイルが入っているせいか、お腹が減りません。代わりに集中力が増してきます。
「バターとか太りそうじゃん?」とも思いがちですが、脂肪を燃やすモードになるので太らないそうです。自分の体感としては、変な痩せ方をしなくていいなという感じです。
そんなわけでメリットありありなので、ぜひ試してみてください。