プログラマーSEが転職の掲示板や口コミから会社を見極める方法
「ネットなんて嘘ばっかじゃないの?」
「とはいえ、自分の会社の口コミ見たら、だいたい事実だったしな」
「ネットの書き込みなんていい加減で嘘ばかり」と言われてますが、そうとも言い切れません。
自分が勤めていた会社についての書き込みを見てみると案外正しいことが書かれていることがわかります。大げさに書かれている面もありましたが、あからさまな嘘はありませんでした。
私はこれまでに三度転職を経験しています。うまくいった転職もあれば、ブラック企業に入社して2ヶ月半で辞めたこともあります。
退職後にそのブラック企業についての口コミを調べてみたところ、思いっきり暴露されていました。先に読んでおけばよかったなと後悔しました。
そんなわけで、ネット上で会社の内実ってかなり把握できるんです。そのコツを紹介します。
Contents
2ちゃんねるの正しい見方
ネガティブな情報こそ貴重
会社に満足してる人はわざわざ2ちゃんねるに書き込んだりしないので、不満や会社の悪口などのネガティブなことが主に書かれています。
ネガティブだからと言って読む価値がないかというそんなことはありません。
ブラック企業を測る重要な手がかりになるからです。どう測るかと言うと、
雰囲気を感じ取る
悪口の言い方が「病んでないか?」チェックしましょう。
ネタで悪口を言ってる感じであれば良いのですが、心の底から恨んでいるようなら、敬遠しておいた方が無難です。
一方「○○事業部の□□ちゃんかわいい!」とか、ふざけた内容が多ければ、気楽な会社だと予想できます。内輪ネタも雰囲気をつかむのに役立ちます。
「仕事つまんない、暇だぁー」等の書き込みがあれば、そんなに忙しくない会社だと考えられます。
とにかく注意すべきは「病んだ雰囲気がないか?」です。愚痴ってるけど健全な雰囲気であれば、ひとまず応募していいでしょう。
給料周りをチェック
- 「昇給やボーナスが少なかった」
- 「うちの会社は出世しないと給料あがらない」
など、給料に関する書き込みがあれば、その会社の給料事情が把握できます。
キャリコネは2ちゃんねるより参考になる
キャリコネってサイト知ってますか?会社の口コミを書くためのサイトなんです。
口コミ内容も
- 仕事のやりがい
- 面白み
- ワークライフバランス
- 福利厚生
- 社内制度
- 入社対策
のようにカテゴリー分けされているので欲しい情報がピンポイントで読めてとても参考になります。
自分が口コミを書き込まないと読めない
2チャンネルと違って、会員登録(無料)が必要なのですが、実に良くできた仕組みなんです。
口コミ情報を読むためには、自分が書きこまないといけないんです。
興味のある企業の口コミを読みたいから、今勤めてる・過去勤めた会社の口コミを書くという循環が生まれます。
自然と口コミが増えていくとても良い仕組みですよね!
自分の会社の書き込みを見てみると真実度が分かる
まずは自分が勤めたことのある会社の口コミを見てみるといいと思います。あからさまな嘘はなく有用な情報であることが実感できます。
労働時間についての書き込み
- 「この会社にはワークライフバランスなどという言葉はありません」
- 「毎日終電帰りで休日出勤も頻繁にあります」
などの書き込みがある会社はやめた方が無難です。ちなみにこの書き込み、私が2ヶ月半で辞めたブラック企業のものです。
良い書き込みは、無理して書いているだけかもしれない
私が以前勤めたブラック企業の口コミには、
- 「仕事にとてもやりがいを感じている!」
- 「毎日終電帰りで忙しいけど、充実感がある!」
などの書き込みもありました。
これ無理して書いてますよね?
この会社では毎朝変な社訓を暗唱させられたり、セミナールームで社長から「会社への気持ちが足りないやつは辞めさせる」等の脅しを毎週2時間聞かされました。そのため、洗脳されていたり、自己正当化して「やりがいがある!!!充実してる!!!」と書いていると考えられます。
ですから、具体性のない「やりがい」や「充実感」などの言葉には、注意しましょう。
モラルに問題がある会社
私が見つけたある会社の口コミには、
「この会社では、容姿の良くない女性はいつも泣かされています。ブス・デブなどと毎日言われてかわいそうです…。」
と書かれていました。
ひどすぎますよね。こういう会社は絶対に避けるべきです。自分が容姿の良くない女性でなくてもこんなモラルの低い会社に入るべきではありません。
特別悪いことが書かれてない会社はまとも
「毎日やりがいにあふれててハッピーです」みたいな極端にポジティブな書き込みがなく、「まぁ、悪くはない会社だと思います。」みたいなほどほどの評価が書かれてる会社はまともな会社です。
自分に合った良い会社かどうかは実際に面接を受けて話を聞いてみないとわからないので、ネットでふるいにかけるべきは「まともじゃない会社」です。
この記事で紹介したポイントをチェックすれば、ブラック企業のようなまともじゃない会社をフィルターすることができるはずです!