要点:絶滅しない環境学 石井徹
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ケイブ・ブラウンさんの農場の入り口には、「ジェネラティブ(環境再生型農業)」と書かれた看板が掲げられている。
耕さない農業の旗手として知られる。
2018年に著し、2022年に「土を育てる」(NHK出版)という題名で出版された。
福岡伸一:生物は本来、利己的ではなく利他的。
それは、すべての生物が同じ起源を持っているから。生物は38億年前、単一の細胞から進化して今の形になった。最も大きな進化のプロセスは、お互いに助け合い、あるいは得意技を持ち寄ることによって起きた。葉緑体は、大きい細胞がクロレラのような小さな細胞を取り込んで、共生させたことで生まれた。それが今の植物や、私たち動物の起源になった。
生命にとって協力すること、共生するというのは、生き延びるために必要な原理。それを一番一生懸命にやってくれているのが植物。もし植物が利己的に振る舞い、自分に必要な分しか光合成をしなければ、地球上に他の生物が生存できる余地は全くなかった。植物は自分に必要でない化学物質をたくさん作ってくれている。惜しげもなく葉っぱを虫に、木の実を鳥に、落ち葉を土壌中の微生物や小動物に、穀物を人間に与えている。
そして草食動物を養い、肉食動物がそれを食べる。
生命の歴史は闘争と競争の歴史であり、利己的に振る舞ったものだけが生き残ったという見方は、20世紀の遺物になる気がする。
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