大きな目標と目の前の現実を両立させる方法 ~苫米地理論に一工夫加えるとうまくいく
2015年2月25日に投稿 → に更新
「現状の外側にゴールを設定すれば、スコトーマ(心理的盲点)が外れて夢は叶う!」
「ゴールが現状の中にあると、スコトーマが外れないからゴールを達成できない!?」
苫米地英人博士はゴール(夢、目標、達成したいこと)は現状の外側にあるものでなければいけないと仰っています。
例えば、今勤めている会社で昇進して部長になるということをゴールにすると、それは現状の中にあるゴールなので、ダメなゴールということになります。
現状の中にあるゴールを目指しても、視点が変わらないので、ゴールを達成するために必要なことが見えないからダメ、そういう理論です。
理論的には、よく解かるし正しいと思えるのですが、実際やってみると、しんどさを感じます。
現状の外側にゴールを設定すると、現状の幸せが見えなくなってしまうからです。ゴールはまだ達成していないのでゴールを達成した幸せは感じられません。現状の幸せもゴールの幸せも感じられないので、生きているのが辛くなります。
しかし、一工夫することで、このしんどさは解消することができます。
今回は「大きな目標と目の前の現実を両立させる方法」について考えてみます。
自己啓発書によくある「今を生きろ」は正しいか?
現状の外側にゴールを設定すると、今ある幸せが感じられなくなってしまう理由は、「今を生きていなくなってしまうから」です。
自己啓発書では「今を生きろ」ということがよく言われています。
苫米地理論を知ってる人からすると今を生きていたら、視点が現状のことばかりになってスコトーマ(心理的盲点)だらけになるじゃないかと思われるかもしれません。
私もそう思っていました。
しかし、実際現状の外にゴールを設定すると、今ある幸せが感じられなくなり、やはり、「今を生きる」の方が正しいとも思えます。
「現状の外側にゴールを設定」と「今を生きろ」を両立するには
「現状の外側にゴールを設定」することと「今を生きる」ことは相反することのように感じられます。
「ゴール」のことばかり考えていると、「今」が見えなくなります。「ゴール」を達成できていない自分ばかりが見えて苦しくなります。
逆に「今を生きる」ことに集中すると目の前にあることしかできなくなります。過去入社した会社で目の前にある仕事をするだけで一日が終わってしまいます。そんな同じ一日が毎日積み重なっても、何も変わりません。
今を生きろの真意はゴールに向かう日々を味わえということ
AngeloというバンドのCrave to youという曲があります。
この曲は「自分で選んだ道を歩いてきて良かった」という曲です。
この曲の中に、
「苦しみまで愛せるように」
「今を抱きしめて」
という歌詞があります。
この曲を聞いて、「今を生きろ」の真の意味が分かりました。
「楽しいことだけでなく苦しみまでをも含む全てを受け入れて味わいつくせ」
ということなのでしょう。
この考え方を現状の外側にあるゴールを目指す人生に適用すると、
「ゴールに向かう日々の全てを受け入れて味わいつくせ!」
となります。
こうすれば、ゴールに向かう日々の中にある幸せも見えてきます。そして、それが原動力となってゴールに向かって歩き続けることができます。
現状の外にゴールを設定するのは現状にある幸せを否定することではないのです。現状からゴールに向かう全てを味わい尽くすのですから。
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Comment
こんにちは。
僕も苫米地さんの本を読んでやってみたのですが苦しくなってしまった時期があり、
人ごとでは無いのでコメントします。
どこかが、間違っています。
上手く適用していれば、どんどん楽になって、
毎日が穏やかで欲しい物ややりたいことが増えていきます。
ゴール、ゴール言わなくて大丈夫です。無理に向かう必要も特別な行動もいりません。
自分のゴール(願望)を持って、自分はゴールを達成している、と思うだけです。
ただ、それを毎日やるだけです。
その時の自分はどこの自分なのか、をうまく意識するだけです。
簡単なテストをしてみて下さい。
俺は今、温泉に入っている。
未来の俺は、温泉に入っている。
可能世界の俺は、温泉に入っている。
架空の俺は、温泉に入っている。
どれが一番温泉やそれに付随するイメージが自動的に浮かびましたか?
温泉で無くても食べ物、好きな女性、お金でも良いです。
違和感なくいいイメージが浮かんだり、体感できれば、
ゴールに対して同じ事をやるだけです。
力みや違和感なく架空のイメージを体感する。
これが上手くいけばゴールに対して苦しくならず、
キチンと今とゴールを区別して生活できますよ。
コメントありがとうございます。
どこかがまちがっているとは感じているのですが、なかなかうまくいっていません。
イメージでいくら体感しても現実の方がリアリティが高いので、そちらが勝ってしまいます。
苫米地博士も現実とゴールのリアリティの戦いだと言っています。そして通常現実のリアリティの方が強いとも。
だから、繰り返しアファメーションとかをしてゴールのリアリティを強化する必要があると。
しかし、いくらリアリティを強化したとしてもそれはイメージの世界なので現実を上回るリアリティは得られないのではないかと思うのです。
なので、実際行動して現実を変えていくことでリアリティというかリアルを変えていくしかないのではないかと。
で、実際行動していくことを苦しく感じるのは、本当にwant to なことがゴールになっていないからなのかなと思っています。
とはいえ、本当のゴールってなんだか分からないということをずっと繰り返しているように感じています。
何かが間違っているんですよね、きっと。
yamarouさん、安心して下さい。少し調整するだけなんです。
イメージは持つだけで良いんです。
アファメーションは自分への命令では無く、ゴールを達成した自分を
affirm(肯定)する言葉です。
現実に負けてもまた取り戻せば良いのです。その繰り返しです。
俺は○○している、で嬉しさ、楽しさ、誇らしさや
えっ?俺そうなの?って感覚は湧いていますか?
湧いてなければ、無意識にとって臨場感がないんです。
大事なのは意識の臨場感では無く、無意識が臨場感を感じるか、です。
なので今の自分と未来の自分はしっかり区別して構いません。
両方あるからLUBが取られて抽象度が上がり、今の自分とゴールの自分を
「自然」と俯瞰して見ることができるようになります。
この「自然」と、がポイントです。
無意識が臨場感を感じているかどうかは、アファメーションを唱えた後に
体感や情動、なんらかの映像がぼんやりと感じられるかどうかで確認するといいです。
(はっきりとはでません。出たら幽霊です。笑)
行動とか一歩踏み出す、とか特別なことは必要ないんです。
赤信号では自然に足が止まるし、青信号では自然に歩きますよね?
それを行動とは言わないですよね?
自然と、いろんな事をやりたくなっていきます。
苫米地さんの言ってることはバーチャルリアリティの技術です。
ホームにいながらアウェイをホームにする方法であり、
ぬるま湯につかりながら他の場所までぬるま湯にする方法ですよ。
アファメーション=一時的にHMDをつけて練習、みたいな感じです。
実際に行ってアウェイをホームにするのは大変ですよね?
とても1回では無理だし、何回もできないし。
ぬるま湯でも広ければ泳ぎたくなります。
毎日やる特別なことはたった2つ。
1.叶ったら嬉しい大きなゴールを持つ
※難しければ、明日起きた時に現実になっていたら嬉しいもの、
ドラゴンボールの神龍が出てきて叶えてくれたら嬉しいもの、そんなノリです。
2.(未来の)自分はそれを叶えた、達成した、成功した、と思うこと。
※思うだけです。思い込む必要も、そちらに無理して寄せる必要も無いです。
あとは毎日無理なく生活を続けて下さい。
多少のタイムラグはありますが、徐々にやりたいことが増えていきます。
セルフトークが少しずつ変わっていきます。
練習するなら苫米地さんのゴールをちょっと借りたらいいです。
(未来の)俺は、戦争と差別をなくすことに成功した。
気楽に頭の中で言ったり、書いたりしてみて下さい。無理に思い込まなくていいです!
平和のために自分や世界に対して侵略戦争しないように!笑
好きな芸能人で練習するのも良いです。
(未来の)俺は、北川景子と手をつないで歩いている。
(未来の)俺は、佐々木希と手をつないで歩いている。
顔が浮かんできたり、嬉しくなったり、思わずムフっとしたら、
無意識の中で成功体験をしています。それが未来の記憶です。
あとは大きいものに置き換えるだけ。
なんでもいいです。
空を自由に飛びたい、でもいいし、世界中のうさぎと友達になる、でも。
やってるうちに山ほど色々でてきます。笑。
ゴールは毎日変わっていいです。どんどん増えて減って広がっていいです。
現実が追いつくのを待つ必要もないです。
仮想の成功体験をいろんなゴールで何度も体験して下さい。
その成功体験(=未来の記憶)によって新しいセルフイメージが無意識に作られていきます。
新しいセルフイメージによって自然と選択や行動、思考が変わっていきます。
結果としてたくさんの事に本気になるし、確信されていきます。
本当はすごい私、という本がオススメです。
コメントを読んでいて体感ってわきやすいものとそうでないものがあるなと感じました。
「俺は、北川景子と手をつないで歩いている。」は手をつないでいる触覚が想像されて体感が湧いてきたけれど、「ビジネスで成功して年収1億円稼いでいる」は五感のイメージになりにくいので情動や体感が湧きにくいなと思います。
で、「北川景子と手をつないで歩いている」イメージは浮かび、その時の気持ちや五感の体感はうまれても、それだけでは、実際北川景子と手をつなぐことにはつながらないと思います。苫米地さんはゴールさえ設定されれば、実現方法は無意識が考え出すというけれど、それがどうにも分かりません。「北川景子と手をつないで歩いている」イメージを毎日浮かべていているファンの人はいるとおもいますが、そのファンが実際手をつないで歩くことはないでしょう。
理論としては分かるけど、実際はそうなる場合もあるけど、そうならない場合もある。だとすれば、そんなのアファメーションをしなくたってうまくいく時とうまくいかない時があるのは同じです。
で、確かにアファメーションによって仮想の成功体験をたくさんすれば、新しいセルフイメージが無意識に作られるかもしれませんが、それ以上に強い臨場感で現実の出来事があり、それによって、仮想で出来たセルフイメージが上書きされてしまいます。
結局の所、現実とゴールとの臨場感の戦いであり、現実の方が臨場感が高くなってしまうので、現実化しないという問題に行き着くと思います。
繰り返し毎日アファメーションすれば勝てるのか?というと、そうかもしれないけれど、私はまだ勝ったことがないので、確信は持てません。
まぁ、結局やるしかないし、やればいいってことですね!
本当はすごい私は発売当初読みました。内容は覚えてないけど良い本だったと思います。