『血流がすべて整う食べ方』漢方薬剤師・堀江昭佳
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Contents
- 玄米
- お酒を飲むと、ガストリンという胃で消化を助けるホルモンが分泌される。
- アデノシンは強力な血管拡張物質であり、特にストレスによる血管収縮を抑える効果がある。
- もう一つおすすめはワイン。
- ご飯をよく噛むと甘みを感じる。
- うま味はタンパク質の味。実際にはタンパク質そのものに全く味はない。その代わり、タンパク質が分解されたときのアミノ酸を美味しく感じるようにできている。
- 海藻を消化できるのは、実は日本人だけと言われている。
- 生姜は生か乾燥かで薬効が全く異なる。
- 甘いものを食べ過ぎて、血液の中に糖が過剰にある状態が続くと、AGEなどを引き起こしたり、いろいろな被害がある。
- 果糖ブドウ糖液糖と、人工甘味料(サッカリン、スクラロース、アスパルテーム)は食べない方が良い。
- セロトニンの原料であるトリプトファンは、肉類や魚介類に多く含まれている。
- 食べたことに罪悪感を抱くのも、食べたいものが分からなくなるのも、自分を大切にしなさいというサイン。
玄米
玄米は一口につき30回以上よく噛む、玄米粥にするなど消化しやすい状態で食べる。
玄米などの精製されていない穀物にはフィチン酸という成分が含まれている。
鉄分や亜鉛などのミネラルとくっついて体外に排出してしまうので健康に良くないと言われていたが、これは全くの逆だ。アメリカのアイオワ州立大学などの研究で、フィチン酸には貧血の予防効果があり、鉄分不足の女性にとって強い味方だということがわかっている。フィチン酸を摂るとがん予防に繋がるという研究報告も数多くある。
お酒を飲むと、ガストリンという胃で消化を助けるホルモンが分泌される。
このホルモンは、胃酸の分泌を盛んにしたり、タンパク質を分解する酵素に変化する物質の分泌を促進したりする。アミノ酸やアルコールに反応して、ガストリンが分泌される仕組みだ。
ガストリンが多量に、持続的かつ反復的に分泌されると、だんだんと胃が活発になってくる。食前酒の習慣などは、まさにこの効果を狙ったものだろう。ビールはあまり勧めない。冷えた水分をたくさん摂ることになってしまうため、胃腸の弱い日本人にはあまり向いていないお酒。中国、台湾ではぬるいビールが主流日本酒がおすすめ。アデノシンという成分が非常に多く含まれており、その量は焼酎の約10倍にのぼる。
アデノシンは強力な血管拡張物質であり、特にストレスによる血管収縮を抑える効果がある。
そのため、日本酒は他のアルコールよりも長く体温を高く保つことができる。日頃ストレスで血行が悪くなりがちな人は、日本酒を選ぶと良い。
もう一つおすすめはワイン。
ポリフェノールと腸内細菌への効果として、ビフィズス菌などの善玉菌を増加させることが、スペインの聖母ヴィクトリア大学病院の研究で報告されている。
ご飯をよく噛むと甘みを感じる。
唾液によってお米の中のデンプンが麦芽糖に分解されて、麦芽糖を甘みとして感じる。太古の昔には砂糖はない。甘みを感じるために穀物をよく噛まなければいけなかった。喜んで噛んでいただろう。
うま味はタンパク質の味。実際にはタンパク質そのものに全く味はない。その代わり、タンパク質が分解されたときのアミノ酸を美味しく感じるようにできている。
煮たり焼いたりして火を通すと肉が美味しくなるのは、タンパク質が分解されてアミノ酸になるため。甘味はたくさん摂らないと満足できないが、うま味は少しの量で満足感が得られる。人間の体はうま味のシグナルにとても敏感。
うま味を代表するアミノ酸といえば、グルタミン酸とイノシン酸。最も旨味が強く、幸せプログラムを発動させやすいのは、鰹節と昆布を使った合わせだしです。
昆布に多いアミノ酸系の旨味「グルタミン酸」と、鰹節に多い核酸系の旨味「イノシン酸」が、相乗効果を発揮するためです。
海藻を消化できるのは、実は日本人だけと言われている。
海藻に含まれる炭水化物を消化するには「ポルフィラナーゼ」という酵素が必要で、この酵素は「バクテロイデス・プレビウス」という細菌が作っている。
ポルフィラナーゼを生み出す遺伝子を持つバクテロイデス・プレビウスは日本人の腸でしか見つかっておらず、「寿司ファクター」とも呼ばれている。
長い年月、日本人が海苔やひじき、ワカメなどの海藻を食べ続けたことで、海藻共生菌の遺伝子を取り込んでいたということが分かってきた海藻は食物繊維の宝庫。乾燥させると全体の 40 から 60% が食物繊維。
生姜は生か乾燥かで薬効が全く異なる。
生の生姜は「鮮姜(せんきょう)」、生をそのまま乾燥させたものは「生姜(しょうきょう)」、一度蒸してから乾燥させたものは「乾姜(かんきょう)」と呼ぶ。
生のショウガに多く含まれるジンゲロールが、加熱することによってショウガオールに変化する
風邪の初期は、一時的な食欲不振の改善に生の生姜が効くが、慢性的な胃腸の弱りや冷え症には乾燥生姜が断然おすすめ。自宅で生姜を蒸して乾燥させるのは大変だが、スライスして天日乾燥させると同じような効果を得ることができる。太陽の光によって生姜が加熱され、ジンゲロールがショウガオールに変化する。
甘いものを食べ過ぎて、血液の中に糖が過剰にある状態が続くと、AGEなどを引き起こしたり、いろいろな被害がある。
そこで食後のデザートを食べるようにすると、すでに食事で血糖値が上がっている状態なので、スイーツによる血糖値上昇の影響は小さくなります。また、間食ではないので、血糖値が高い状態の時間も長くならずに済みます。
果糖ブドウ糖液糖と、人工甘味料(サッカリン、スクラロース、アスパルテーム)は食べない方が良い。
果糖ブドウ糖液糖は天然甘味料という顔をしているが、満腹にならないため食欲のブレーキが効かず、脂肪になりやすい。さらに、腸内環境まで悪化させてしまう。天然の果物はたっぷりの食物繊維もあるので、果糖が含まれていても健康的です。
セロトニンの原料であるトリプトファンは、肉類や魚介類に多く含まれている。
また、大豆を原料とする味噌や納豆にも含まれている。
食べたことに罪悪感を抱くのも、食べたいものが分からなくなるのも、自分を大切にしなさいというサイン。
嫌なことをやめて、食べたいものを食べる。いつも頼み事をされて困ってるなら断ってみる。そばの人に悪いからと頑張るのをやめてみる。「どうせ無理だから」と言葉を飲み込んでいるなら、飲み込まずに伝えてみる。
仕事を辞める、上司に反論する、離婚するなど、大きなことをする必要はない。小さなこと、小さな小さなことでいい。まずは小さなことから始めてみる。
すると気持ちが楽になるだけでなく、食べ方が変わってくる。今までと食べたいものも変わる。自然と体に良い食事をしたくなってくる。
こうして言った言葉が減ると、食べることで自分を癒やす必要もなくなる。嫌なことをなくしていってストレスを減らしていくと、自分の食べたいものと自分の体に良いものが自然と一致していく自分に無理をさせず、自分を大切にする
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