要点:インド瞑想の旅―体感するヒマラヤの神秘 | 成瀬 雅春
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集中力を観察する
息を吐くときは心臓に、吸うときは眉間に意識を集中しながら、できるだけゆっくりとした呼吸に合わせて集中の移動を繰り返す。
音を瞑想に利用する
- 呼吸を整えたら、聞こえてくる音はすべて聞き取るようにする。
- 音を聞くことに慣れたら、今度はその音を瞑想に役立てる。
- 音が聞こえると気持ちが落ち着くように意識をする。そうすることで、音が聞こえれば聞こえるほど、より深く落ち着けるようになる。
例えば、瞑想中にいきなり救急車のサイレンが聞こえてきたとする。通常であれば、それは瞑想の邪魔になり、落ち着いていられなくなるのが普通。
ところが、もしこのサイレンが「自分が呼んだ救急車」のものだと考えたらどうだろうか。家族が急病になり、慌てて呼んだ救急車の到着を知らせる音だと思えば、サイレンが聞こえた瞬間にイライラするどころか、かえってホッとするはずである。
そう考えれば、たとえ瞑想中に救急車のサイレンが聞こえても、何一つ心を乱されることなく瞑想を続けることができる。
このように、瞑想中に聞こえる音というのは、どういう気持ちで聞き取るかで全く違った意味を持ってしまう。たとえどんな音が聞こえてきても、すべてが自分にとって役立つ音だという思いで聞き取れば、音に邪魔されることなく、理想的な瞑想状態に入り込むことができる。
音は邪魔なものではなく、自分自身の心に刺激を与えており、瞑想を手助けしてくれるものと考えましょう。
湧いてくる想念は音と同じようにそのままにしておき、瞑想の練習に利用する。
このためには、今自分が何を思っているのかを観察する。
そうすると、うまく観察できたと思っても、すぐに違う想念が入り込んでくる。そしたらまた、今自分が何を思っているかの観察をする。そうやって、自分が抱いている想念を常に観察できるようになれば、この「想念の観察」は成功である。
そして、この観察に成功したと思ったら、そこでもう一度思い返してみてほしい。
- 想念の遷移を辿る
例えば「A」ということを考えていて「B」という想念に入れ替わったとする。その時、入れ替わる瞬間がどうなっていたかを思い返してみると、おそらくはっきりしないはずだ。そこが、観察できていなかった部分である。 - 無念無想の誤解
「A」の想念が消えて、次に「B」の想念が現れるまでの間、何も考えていなかったとしたら、それは本当に何も考えていなかったのだろうか。もしその間を「無念無想」や「無の状態」だと思っていたとしたら、要注意である。
少なくとも、想念の観察をしている間に無念無想や無の状態が訪れることはない。それは単に「観察対象が見つからない」という状態に過ぎない。それを無念無想や無の状態だと思っていたのだとしたら、つまりは想念の観察がちゃんとできていなかったということである。
想念を観察しようとして観察できない状態になっても、初めは観察できていないことに気がつかないかもしれない。最低の場合、しばらくは気づかない。やがてそのことに気づくのですが、実は気がついた時にはすぐに観察が再開され、観察ができている。つまり、想念の観察で観察ができていないのは、そのことに気づいていない時に限られるということ。練習を続けるうちに、次第に想念の観察が習慣となり、気持ちを続けているだけで始まるようになる。この段階が常に自分が思っていることをしっかりと観察できる状態、つまり顕在意識で想念の観察ができていてもダメで、潜在意識レベルで想念の観察ができて初めて成功する。そこまでくるといつでも瞑想の深いレベルに入っていける状態に達している。
写真を見て、瞑想する。
まるで氷河を前にして座っているような、リアルな感触が生じれば成功。たとえ室内で瞑想していても、まるで厳しい環境で瞑想しているかのような、鮮烈な体感があれば成功です。瞑想で大切なのは体感であり、確かな手応えです。頭で考えて「危険だろうな」「寒いだろうな」というのではなく、瞑想中に確かに危険な場所に座っているという実感があることが大切です。瞑想するときには知識はなるべく排除する。ヒマラヤの写真を見ているだけではなく、ヒマラヤで瞑想している感触があることが大切です。
ここに載っているいろいろな写真を前にして、まさにそこにいる感触が生じれば良いのです。
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