*

要点:インド瞑想の旅―体感するヒマラヤの神秘 | 成瀬 雅春

に投稿

集中力を観察する

息を吐くときは心臓に、吸うときは眉間に意識を集中しながら、できるだけゆっくりとした呼吸に合わせて集中の移動を繰り返す。

音を瞑想に利用する

  1. 呼吸を整えたら、聞こえてくる音はすべて聞き取るようにする。
  2. 音を聞くことに慣れたら、今度はその音を瞑想に役立てる。
  3. 音が聞こえると気持ちが落ち着くように意識をする。そうすることで、音が聞こえれば聞こえるほど、より深く落ち着けるようになる。

例えば、瞑想中にいきなり救急車のサイレンが聞こえてきたとする。通常であれば、それは瞑想の邪魔になり、落ち着いていられなくなるのが普通。

ところが、もしこのサイレンが「自分が呼んだ救急車」のものだと考えたらどうだろうか。家族が急病になり、慌てて呼んだ救急車の到着を知らせる音だと思えば、サイレンが聞こえた瞬間にイライラするどころか、かえってホッとするはずである。
そう考えれば、たとえ瞑想中に救急車のサイレンが聞こえても、何一つ心を乱されることなく瞑想を続けることができる。

このように、瞑想中に聞こえる音というのは、どういう気持ちで聞き取るかで全く違った意味を持ってしまう。たとえどんな音が聞こえてきても、すべてが自分にとって役立つ音だという思いで聞き取れば、音に邪魔されることなく、理想的な瞑想状態に入り込むことができる。

音は邪魔なものではなく、自分自身の心に刺激を与えており、瞑想を手助けしてくれるものと考えましょう。

湧いてくる想念は音と同じようにそのままにしておき、瞑想の練習に利用する。

このためには、今自分が何を思っているのかを観察する。

そうすると、うまく観察できたと思っても、すぐに違う想念が入り込んでくる。そしたらまた、今自分が何を思っているかの観察をする。そうやって、自分が抱いている想念を常に観察できるようになれば、この「想念の観察」は成功である。

そして、この観察に成功したと思ったら、そこでもう一度思い返してみてほしい。

  1. 想念の遷移を辿る
    例えば「A」ということを考えていて「B」という想念に入れ替わったとする。その時、入れ替わる瞬間がどうなっていたかを思い返してみると、おそらくはっきりしないはずだ。そこが、観察できていなかった部分である。
  2. 無念無想の誤解
    「A」の想念が消えて、次に「B」の想念が現れるまでの間、何も考えていなかったとしたら、それは本当に何も考えていなかったのだろうか。もしその間を「無念無想」や「無の状態」だと思っていたとしたら、要注意である。

少なくとも、想念の観察をしている間に無念無想や無の状態が訪れることはない。それは単に「観察対象が見つからない」という状態に過ぎない。それを無念無想や無の状態だと思っていたのだとしたら、つまりは想念の観察がちゃんとできていなかったということである。

想念を観察しようとして観察できない状態になっても、初めは観察できていないことに気がつかないかもしれない。最低の場合、しばらくは気づかない。やがてそのことに気づくのですが、実は気がついた時にはすぐに観察が再開され、観察ができている。つまり、想念の観察で観察ができていないのは、そのことに気づいていない時に限られるということ。練習を続けるうちに、次第に想念の観察が習慣となり、気持ちを続けているだけで始まるようになる。この段階が常に自分が思っていることをしっかりと観察できる状態、つまり顕在意識で想念の観察ができていてもダメで、潜在意識レベルで想念の観察ができて初めて成功する。そこまでくるといつでも瞑想の深いレベルに入っていける状態に達している。

写真を見て、瞑想する。

まるで氷河を前にして座っているような、リアルな感触が生じれば成功。たとえ室内で瞑想していても、まるで厳しい環境で瞑想しているかのような、鮮烈な体感があれば成功です。瞑想で大切なのは体感であり、確かな手応えです。頭で考えて「危険だろうな」「寒いだろうな」というのではなく、瞑想中に確かに危険な場所に座っているという実感があることが大切です。瞑想するときには知識はなるべく排除する。ヒマラヤの写真を見ているだけではなく、ヒマラヤで瞑想している感触があることが大切です。

ここに載っているいろいろな写真を前にして、まさにそこにいる感触が生じれば良いのです。

 - 能力

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


七 − 4 =

  関連記事

ヒートテック着るとむしろ冷え性になる?着過ぎをやめて薄着になれば冷え性が解消!

「今年の冬は寒すぎる、厚着したのに風邪ひいてしまった…」 「日本っててこんなに寒 …

no image
成瀬雅春「1日3分 マインドフルネス瞑想」要点メモ

Contents現代社会における瞑想の重要性脳が受ける3つのストレス心を守るメカ …

no image
【要点メモ】プログラミングバカ一代【清水亮 著】

清水亮は子供の頃にIQを計ったらすごい数値がでた 先生から「あなたは特別な才能の …

no image
流れに身を任せてはいけない時 = ゴールを設定していない時

こんな言葉がある 「流れに身を任せていったら自然と人生が開けていった」 これって …

物事がうまく進まない時にも、幸せであろう

物事が思い通りに進まない。問題が山積みだ。圧倒されてしまいそう。頭がパニックだ。 …

強いから勇敢になれるのではなく、勇敢であろうとするから勇敢であれるのだ

勇敢であろう。怖気づいて、惨めな思い、情けない思いをしないように。 恐怖に蓋をす …

no image
ホメオパシーバイブル 要点メモ【アンビカ・ウォーターズ著】

Contents最小量投与ポーテンシーヘリングの治療の法則(Law of Cur …

no image
松本人志の冷笑主義に対するカウンターが成瀬は天下を取りにいく

ダウンタウンの松本人志は「本気じゃない」というスタンス 本気の熱いやつって痛いよ …

殴り合いの喧嘩と投資は同じ【リスクを取る】

中学生の頃、ひどい侮辱をされたが、喧嘩して怪我をすることを恐れて耐えてきた。 今 …

結果はコントロールできないので固執せず気楽にやっていけばいい

何事も結果に固執せず、結果を恐れすぎずに、どのみち結果はコントロールできないんだ …