*

いのっちの手紙 要点メモ

に投稿

我執

坂口恭平は作家の鍛錬を見ている
斎藤環は人の自己愛、我執を見ている
「我執」(がしゅう)とは、仏教用語で、「自分という実体が存在する」と誤って信じ、それに対して強く執着すること
よって我執があると固まる、流れない
あらゆる全ての欲望を超えるほど作りたいもの、作りたい欲求を見つける
作り続ける鍛錬によって、上達したり変化が生まれる
人間は変化を恐れる、だから、変化を恐れないくらい習慣にし当たり前にする
坂口恭平は常に流れている感覚を持っている
チクセントミハイのフローの話に通ずるものを感じた。

変わっていくことは喜び

畑を変化させる、引っ越したばかりで道具が揃っていない時のような心もとない感じ。でもそれに慣れてくると、鍛錬すると、もう一つ生きる空間が増える。

変化を恐れることを飛び越えるには、それを超える毎日の鍛錬を続けることで、鍛錬も超えるには鍛錬と思えなくなるほど、継続することで、習慣、日課となつけることを超えるために、もうその生活を好きにやりたいようにやる、という道楽状態にまで持っていくと、変化は花とか自然の移り変わりみたいにマナ出ることができるようになっていきます。かつ、変化の本は一生消えないので、ずっと芽が出る種が土の中に眠っているみたいな状態になるんですよ。

同じ土で同じ作物を育ててたらそれは腐っていきますよね。マンネリと化す。しかし、毎日、畑に通い続けていたら本当に生命が生き生きと変化していくんですよね。

坂口恭平には作家としての個性、色のようなものがない理由

その理由は、それでうまくいってる(売れている)から。

村上春樹の文体、宮崎駿のテーマ、夏目漱石のエリート感は、それでうまくいった(売れた)から、そうしているだけではないか。

斎藤環は、作家の我執によるものだと言っているが、坂口恭平はそれでうまくいったからだと言っている。

私は、そうしたいから、それが好きだから、そうしているんじゃないかと思う。

村上春樹はああいう文体で書くのが好きで、自然と湧いて出てきただけなんじゃないかと思う。

好きなこと、やりたいことを、やり続けて、意識もしないくらい習慣になっていくといいなと思った。

 - 哲学

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


九 × 8 =

  関連記事

運は確率論か?運が良くなるためにすべきこと!

「自分は運が悪い、ついてないことばかりだ…」 「運が良い人が羨ましい、自分はなん …

no image
縁を切ることは愛ある奉仕である

「見捨てる」という最上級の愛(バシャール)より、 時に、他の誰かに対する最も愛あ …

自然もいいけど、人が作ったものも素晴らしい

自然は素晴らしいって言うじゃん? 確かに、自然の美しい景色、絶景というものはある …

no image
へこんだ心を体から整える 46の養生訓【要点メモ】 若林理沙 著

Contents体質 鑑定の結果怜湿タイプ冷乾タイプ 私だってつらいんです熱湿 …

no image
感染の法則-ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで-【要点メモ】

感染がどれくらい広がるかはR(再生産数)で決まる R(再生産数)はDOTSで決ま …

結果はコントロールできないので固執せず気楽にやっていけばいい

何事も結果に固執せず、結果を恐れすぎずに、どのみち結果はコントロールできないんだ …

no image
フリーザはエフィカシーが高い

全王が宇宙を消すのを見て一同が驚愕している中、フリーザは「全王は見た目や言動は可 …

no image
高岡式超最強の疲労回復法 要点メモ

疲労回復レベルは一般的にマイナスからゼロまでだと考えられているが、-10から+1 …

no image
【要点メモ】オールカラービジュアルガイド ホメオパシー 入門 イラーナ・ダンハイザー、ペニーエドワーズ

Contents56 CARB-V83 NAT-M88 LACH90 LED 足 …

no image
行動が自分の心を作る

選択によって、心が作られる 選択をすると、その選択が正しいという世界観を持つよう …