やはり、機械的にトレードしたほうがいいと思う理由
2024年5月25日に投稿 → に更新
投資手法について、いろいろ悩んでしばらくの間、買いに入れなかった。
当初は3年分の予算を日割りして、相場全体が下がった日に日割り分を買う。この時、それまでに買わなかった日数分の日割り金額も足して買う。
という方針でやっていたが、それよりも、じっくりと深い押し目を待って買ったほうがパフォーマンスが高いし、リスクも低いと考えるようになった。
が、深い押し目がなかなか来ない。そこそこの押し目でもまだ下がるんじゃないかと買えないでいた。こうなった原因の一つは、投資系YouTuberでかなりの資産を持っている人の意見を参考にするようになったことだ。この人と同じタイミングで買えばいいと思って、この人が買うまで待ったが、今年の相場は押し目が浅くて深い押し目で買う機会が来なかった。
こうやって外れるときもある。当たればパフォーマンスが高いし、リスクも低いが当たったり外れたりするよりは、日割り分を買う戦略のほうが当たり外れがない分、10年とか長い期間で見ればパフォーマンスも上回るかもしれない。
利確した分は、ここぞというタイミング(大きな調整など)で使う。タイミングが来なければ残しておいて良い。
バブル期とその後の調整期には、レンジを意識する。BTCの1万単位の節目、70000ドルまで行った後、60000ドルまで落ちたら、買いで入って65000を超えたら少しずつ売っていって70000ドル付近までで半分以上利確しておく。再度下がっていったら買って70000ドル付近で半分以上利確する。こうすれば高値圏でもリスクは限定できる。しかも買うのは日割り分なので、量とタイミングのリスクも軽減できている。レンジは10000ドル単位だけでなく、レンジの中のレンジ65000~70000ドルで推移することもある。なので60000から65000に上がって来た時と70000から65000に下がってきた時は対応を変える。前者は抵抗体まで来たから部分利確、後者はサポートまで来たから買いで入る。
3年で日割りする理由は3年間のうちに必ずバブル相場が来るはずという算段にある。なので、途中、マイナスに転じても3年間でプラスに転じて、バブル期に売ればある程度大きな利益が得られるはず。これをずっと繰り返していくことで複利が聞いてくる。
3年間経ったら(または全銘柄を全利確したら)、そこで改めて、その時の投資資金で日割り金額を計算する。そして、再び、日割り買いを淡々と続けていく。
世界の大きな流れとしては、インフレが進む、つまりお金の価値が下がっていく。だから、現金を株や不動産、仮想通貨などの投資商品に変えておくっていう感覚で投資するのも良いと思う。短期的な値下がりを気にせず、現金に対して投資をどれくらいの割合しているのか、それを少しずつ増やしていく、そんな感覚がいいのかもしれない。
下がった時に買うのは以下の理由。今日、昨日よりも下がったというのは事実。明日、今日よりも上がるかは予想。予想は当たるかはわからないが、事実は確定している。昨日よりも安い価格で買えることは確定している。ただし、今日買った価格よりも明日の価格のほうが安いかもしれない、これはわからないので仕方がない。
そして、もう一つの問題が利確のタイミングと量だ
まだ上がると思って利確できない、押し目買いを待ってて買えなかったから尚更持ち玉を減らしてはいけない気がしていた。
これも結局予想というものがすべて当たることはないので、ある程度ルール通りに機械的に利確したほうがいい。
ずっと停滞していた状態から垂直上げした場合、つまりはバブルの初期には、日足で垂直上げがストップして横横の展開になったら30%売る。
一度垂直上げから、ある程度の調整が起きた後、再度、垂直上げしたら、調整前の最高値にある程度近づいてきたら10~30%くらいずつ毎日利確して、元の半分以上まで利確する。そして、もうそろそろ下落が始まるんじゃないか?と思ったら、そこからさらに半分利確する、このタイミングであまり上がってなくて売ってこなかった銘柄も半分利確する。
まとめると
深い押し目を予想してその予想が当たればパフォーマンスが高いが、外れると買えないで時間がすぎる。
投入金額が少なければ、取った利幅が大きくても利益はそこまで大きくない。
資金を使い切ることも重要、かつリスクを減らすために日割り分で買っていく。
結局買わなきゃ儲からない、買っても利確しなきゃ儲からない。もっと下がりそう/上がりそうだから待とうってやっていても利益は出ない。
損をするのは怖い、だから予想を外したくない、だけで予想が当たるとは限らない。だからこそ、日割り分ずつ買っていくことで、投入資金と投入時期の2つのリスクを軽減している。だから、これを淡々と続けていく。そうしていくうちに、ここぞというタイミングに出くわしたら、利確した分を上乗せして買う。これである程度大きな利益が見込めるだろう。もちろん、精度の高い予想ができれば、これを上回ることができるが、それは結果論でしかなく、これからやろうという時に役には立たない。投資系YouTuberの儲かった話はまさに結果の話、今後その人と同じ投資をしても儲かるかはわからない。仮に儲かったとしても、それもまた結果的に儲かったというだけのこと。欲をかかず長期的に不確実性を乗りこなすことを意識しよう。
予想で投資をするのではなく、機械的に淡々とトレードしていったほうがメンタルにも良さそう。そして、結果的にパフォーマンスも予想投資を上回ることもしばしばあるだろう。
→ っと思ったんだけど、日割り分で買ったものを短期のレンジで利確していくと結局10%~30%くらいしか儲からないので良くないかもと思った。
現物で損切りしない手法では、最大リスクは100%減なので、リスクリワード比が利益:100%減 となる。2倍増(100%増)でようやくリスクリワード比が1:1になる。
つまり、短期のレンジで2倍増はあり得ないのでリスクリワード比が1以下になる。となると、高い勝率が求められる。が、短期のレンジを下に抜けただけで破綻する。だから、日割り分しか投入しない。その結果、投入金額が少ないかつ利確幅も小さい=あまり儲からない(10~30%程度)ってことになるのだろう。
なので、大きな押し目を待っている間、やることがないので練習としてやるみたいにするか、自動売買で行うのが良さそう。
自動売買で行う場合、グリッドボットと利益額があまり変わらなそうだから、なんとも言えない。
やはり、損切りを入れて大きな額を投入するか、大きな押し目に大きな金額を入れて大きく上がるのを待つかのどちらかが良さそうに思うが、前者は勝てる手法を見つけるのが難しい、後者は買い時がなかなか来ないという難しさがある。
ただ、難しいからといって、諦めるのではなく、難しいからこそ、やり遂げたいとも思う。
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