100歳まで元気でいるための正しい歩き方 要点メモ【関口正彦 著】

足裏の3点

人間の足裏は、「拇趾球、小趾球、踵骨」の3点でバランスを取っている。

この3点の間にアーチがある。

拇趾球、小趾球の間に横アーチ

拇趾球、踵骨の間に内側のアーチ

小趾球、踵骨の間に外側のアーチ

アーチを機能させるために

土踏まずが盛り上がっているタイプの靴は✕。アーチを使えなくしてしまう。

整体などをしてもらった後には

身体がリラックスして緩んでいるので、活動モードに戻すために、つま先歩きから着地する足踏み(その場歩き)をする。

ストレッチも同様。体が緩んだまま動くのは良くない。

正しい歩き方3つのポイント

1. つま先から着地

2. かかとをつけて体重を乗せる

3. 足首をしっかりと伸ばして、踏み蹴る

つま先着地で歩く練習法

1. その場で足踏みする

2. 手に収まる程度のものを両手で持つ（コップやリモコンなど）

3. 足踏みしたまま、手に持っているものを前に差し出す(両手を前にまっすぐ伸ばして、持っているものを差し出す。1mぐらい前に人がいると思って、その人に渡す間隔で両手を伸ばす)

4. 自然に足が一歩ずつ前に出る(足を前に出すという動作よりも重要なことは、重心を前に移動させているという意識)

その他のワーク

横隔膜を引き上げながらの呼吸法

手で行うワーク

手だけで足踏み

両手の指先を合わせる

親指と小指をくっつけようとする

手を内返し、外返しする（コツは手首だけを回す間隔で行うこと）内に5秒、外に5秒を3回ほど。血流も良くなる

手をグー・チョキ・パーするのを足と連動させて行う

スロースクワット（両手を後ろ回ししながら、かなり浅くスクワットする）

疲れを取るちょっとした運動

ただ、足踏みする。それだけでも効果的。立ちっぱなしのしごとの人

両腕を90度に曲げて肩を回旋してから、腕を上に上げる（動作と呼吸を合わせる）

大の字に寝る。大きく口を開けた状態で息を吐く、2～3回やるとあくびが出る

感想

その場で足踏みした状態から、ものを渡す感じで手を前に伸ばすと自然に前に進んだ。このワークが衝撃的だった。頭で考えて、つま先から着地して歩くようにしてもぎこちなくしか歩けなかったが、このワークをやった瞬間、なるほど！とコツを掴めた。姿勢が良くなった、身体が上に引っ張られる感覚。

この時、手首を下に向けるとそれに従って重心が前に引っ張られて身体が勝手に進む感覚がした。

手首を下に向けると、足首も連動して動くからなのだと思う。足首が伸びることで前に進む力が生まれる。しかも、足首を意識して伸ばすのではなく、手首との連動で無意識に伸びるのが良いのだろう。

いろいろ試したが、意識しちゃうとぎこちなくなるので、まずは何度もワークを繰り返し、無意識にできるようになるのがいいのだろう。

おそらくポイントは

1. 足踏みする感覚で歩く（足を前後に動かすと言うよりは上下に動かすイメージ、それを2で前に重心を移すことで前進が生まれる）

2. 手を前に出したり、手首を下に向けて、足首を伸ばす＆重心を前に移す

これが今の自分の中の結論。

足踏み以外のワークはあまりピンとこなかったが、ぜひコツをつかみたいので、時々やっていこうと思う。

→ しばらく続けたが、意識してつま先から着地しようとするとふくらはぎに力が入ってしまい、その結果、ふくらはぎが固くなり、足底筋膜炎の痛みが増してしまった。なので、この歩き方のエッセンスを活かして、歩幅を小さくして歩く、くらいが良いのかと思う。あまりつま先から着地を意識しすぎないほうがいい。歩幅が小さければ、もろ踵から着地する感じになりにくい。