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ホメオパシーバイブル 要点メモ【アンビカ・ウォーターズ著】

2024年7月24日に投稿 → に更新

最小量投与

ヴァイタルフォースを治癒に向かわせるには最小量のレメディしかいらない。過剰な薬剤が与えられるとヴァイタルフォースが働く必要がなくなる。それどころか薬剤に依存するようになり、問題を固定させてしまう。

ポーテンシー

一般的に6Xは1日3~5回。30Cは1日1~2回、あるいは症状が消えるまで。200C以上は精神的、情緒的、身体的側面に有効で、繰り返し服用する必要は殆どない。

ヘリングの治療の法則(Law of Cure)

ホメオパシーのアグラベーション(好転反応)

1. 治療は身体の内部(精神的、情緒的レベルではもちろん、生命の維持に必要不可欠な器官をも含む)から始まり、体表(皮膚)を経て体外へ向かう。

2. 治癒が進行している時、症状は、はじめにその症状が発現したときとは逆の順序で、発現し、消滅する。

3. 治癒過程は身体の上部から下部へ向かう。

一度に1剤

クラシカル・ホメオパシーでは一度に1剤のみ使用するのが一般的。

複数のレメディーを使用すると予想不可能な結果が生じることがある。

クラシカル・ホメオパスには患者ひとりひとりに現れる病気のパターンは唯一つしかないという揺るぎない信念がある。

複合レメディーを使用する方式がヨーロッパやラテンアメリカで盛ん。複合レメディーはある特定の症状に効くという点で密接な関係がある5~10種類のレメディーを含んでいる。急性疾患には有効だが、慢性症状にはどちらかと言えば効果がないように思われる。

適切な服用量

6Cレメディーから始めましょう。そのレメディの効果が感じられるようなら、その作用が消えるまで再度の服用はしない。少お樹の改善が不十分な場合は、もう1回服用する。症状が改善し始めたときは、そのレメディーをやめましょう。このように、身体に対する過剰な刺激を与えることなく、自分の身体の声に耳を傾けることが最善の方法。

身体的、情緒的症状には、1日2回、12Cレメディーを使用。

身体的疾患だけでなく、強い情緒的要素も伴う症状には、1回のみの治療として、30Cレメディーを使用してみましょう。

何種類服用するか

ホメオパシーは、1クールの服用やその反復を要するアロパシー(逆症療法)とは異なる。ホメオパシーは1回のみの服用でよく、症状が再発するまで再度服用の必要はない。何週間、何ヶ月、何年も先まで、その必要はないかもしれません。

強い匂い

ホメオパシーのレメディーはしばしば強い匂いに影響されるので、コーヒーを飲んだり、甘い食べ物を食べたり、ミント、ユーカリ、カンフルを含む物質を吸ったりすることは避ける。

レメディーの安全な保管

直射日光を避け、遮光容器または暗所に保管。カンフル、ユーカリ、テレビン、石鹸、香水、タバコなど強い匂いから離して保管する

禁忌

処方薬(特に血圧薬、抗うつ剤、コルチゾン)と併用場合は医師と相談。

抗生物質を最近服用している上にホメオパシーのコースを始める場合、昔の症状が再発する可能性がある。抗生物質が症状を身体の奥に押し込んで抑えるのに対して、ホメオパシーは症状を身体の表面に排出して効くから。

頭痛の一般的な予防法

姿勢に気をつける。短い休憩を何度も取り、全身を伸ばしたり、肩をほぐしたりする

ヨーガやピラティスをすれば、緊張型頭痛はすぐに解消できる

血糖の低下によって起こる頭痛もある。

マテリア・メディカ

P74 Anacardium orientale 頭痛と湿疹。自信の欠如。他人に対して自分の価値を証明したがる。長期に渡る精神疲労。

P82 Argentum nitricum 健康に神経質になるが、感情を表現するときには遠慮がちになる。自信のなさを善い行いで埋め合わせようとする。日常のストレスにひどく影響され、そのせいで筋肉が正常に機能する力が弱まっている。

P86 Arnica montana ショック、障害、トラウマの治療。外見上、決して恐れを見せないが、恐れ知らずではない。精神的な障害(深い悲しみ、自責の念、突然の経済的損失、恐怖、怒りなど)から病気になった人にも役立つ。身体中が極端に敏感で、触られることを嫌がる。

P90 Aurum metallicum 過渡の義務感。十分なことをしていないと罪悪感を感じる。情緒的に過敏。うつと自殺傾向。目の問題。人生が耐え難く思え、ひどく絶望している、極端な憂鬱。音楽は愛しているが、僅かな雑音を恐れる。他人の意見に必要以上に敏感。

P98 Berberis vulgaris 腎臓領域の過敏。腰背部の痛みとこわばり。膀胱や負傷、恐怖を受けた後の腎臓を強壮してくれる。

P102 Bryonia alba 循環や肝臓の病気に使用される。頭痛、関節痛にもたいへん役立つ。病気になったときや、ひとりになりたいときに、ひどくイライラする。貧乏に対する恐怖。

P104 心臓、循環、胸部に作用。健康や死に対する不安ばかりつのる。胸が締め付けられる感じ。頭頂部のひどい頭痛。☆レメディー名

P142 Colchicum autumnale。痛風、かかとの痛み。足の腫れを緩和。他人の無作法に過敏に反応するために起こる症状に悩んでいる。

P144 Colocynthis 鬱積した感情、特に怒りに苦しんでいる。感情が身体の痛みとなって現れている。

P148 けいれん、さしこみ、うっ血に対応。人生や仕事で胸が締め付けられるような窮屈な思いをしている人。

P156 Euphrasia 目の病気と目やにに役立つ。疲れ目。光に対する嫌悪。

P160 Gelsemium すべての症状が予期と強い感情から悪化する場合のインフルエンザの救急レメディー。筋肉強調障害。このタイプは、予期不安、大きな不安、臆病さに悩む。試験などの試練を恐れ、人前で上がる。

P194 自信のなさと自己嫌悪に対応する。喉の痛みと様々な女性の病気にすぐれている。母親との葛藤を経験した人。自己嫌悪。常に恐れでいっぱい、過敏、ヒステリック、忘れっぽく、攻撃的。一方からもう一方の側に移動する喉の痛み。☆レメディー名

P202 Magnesia carbonica 見捨てられ、愛されていないと感じている人に対応。孤児のレメディー。自分の世界が脅かされているように感じる生来の調停者。精神が不安定な人。

P204 Magnesia muriatica ふさぎこみや不安の緩和。平和を好み、対立や攻撃を嫌う。強い義務感を持ち、自らの責任を果たせるか不安になる。攻撃を嫌うが、抑圧された怒りに満ちている。

P212 Natrum muriaticum 傷つきやすく、すぐに気分を害する。過去の嫌な経験にこだわる傾向がある。責任感が強いが、罪悪感を持っている。受け身で、注意深い。同情された場合、気分を害する。

P221 情緒的または肉体的ショックから、自分の殻に閉じこもるようになっている。恐怖、戦慄、喜びに対応。悲嘆、叱責、恥、ショック。恐怖によるけいれん。

P250 Selenium 衰弱に聴き、アンチエイジングを高める。強壮剤として矢用する。抜け毛。老齢と加齢に関する問題。頭を使うこと、熱、発熱による衰弱。

P260 Stapysagria 軟部組織の損傷(とくに手術後)に対応。抑圧されてきた感情(怒り、性的虐待など)権威を鵜呑みにして、音、景色、味、接触に対して敏感。夢見がち、すぐに失望する。アルコール、ドラッグ、過食、絶えず自分の子供のことが心を占めている。

P262 Stramonmium★ 多くの恐怖をいだき、さまざまな想像上の状況に怯える。人生においてなんらかの形の暴力を経験している。

急性疾患・慢性疾患の治療

P309 消化不良症 アルゲントゥム・ニトリクム 症状が未来の出来事を心配することから起こる場合

P315 (筋)けいれん アルニカ・モンタナ★ けいれん部位がふくらはぎ(こむら返り)で、疲労に起因する場合に。アルセニクム・アルブム★ けいれん部位がふくらはぎの筋肉である場合に。ヌクス・ウォミカ★ 痙攣が夜中に起こり、足の裏に影響を及ぼしたために、筋肉を伸ばす必要を感じる場合に。

P315 背部痛と脊椎疾患 ★イグナティア 人生の形が崩壊し、深い悲しみがあるという、強い情緒的要素が加わった痛み。

P316 歯疾患 アコナイト 歯科医を受診するのが怖い場合 アルニカ・モンタナ 歯科治療のショックを緩和し、痛みと出血をコントロール。カルカレア・カルボニカ 虫歯の初期症状が見られる子供の歯を強化し、虫歯を防ぐ。カルカレア・フルオリカ 状態の悪い葉に。

P323 疲労 カリ・フォスフォリクム 疲労が精神的努力に起因する場合に。あるいは、長い活動(長距離運転、出産、試験勉強など)の期間中、血糖値を高めておく必要がある場合に。

P331 ニキビ ベラドンナ 赤い顔をした人に。ヘパル・スルフリクム 多くの吹き出物ができている場合に。プルサティラ 色白の人に。シリカ 吹き出物の跡が残っている場合に。スルフル いかなる通常の治療も効かない場合に。

P343 不安(心配)アルゲントゥム・ニトリクム★ 試験、スピーチなどや、不安を引き起こす重要な出来事の前に起こる予期不安に。ゲルセミウム 恐怖、下痢、震えを伴う不安に。

P345 恐怖 アルセニクム・アルブム★ 恐怖心(死、群衆、または苦い経験)

P351 事故 アルニカ・モンタナ★ 恐怖心の症状がない、ケガ、ショック、トラウマに

P361 花粉症 シリカ 寒がりで、デスクワーク中心で、体力のない傾向の人に。

セル・ソルト

セル・ソルトというのは、人体に含まれている低ポテンシーのミネラル塩。

カルカレア・スルフリカ Calcarea sSUlphurica 血液を浄化する。組織の中に溜まった非機能的な有機物を掃除して、劣化した有機物を取り除きます。あらゆる血液不純物に対して用いられます。

フラワーエッセンス

バッチ・フラワーエッセンス

20世紀なかばのイギリス人ホメオパス、エドワード・バッチが最初に開発。

彼が最初に開発したレメディーの一つがレスキュー・レメディと呼ばれる、5つの花のコンビネーション。

レスキュー・レメディは直面した状況に使用するためのもの。ホメオパシー両方や医学的治療の代わりになるものではない。

 - 健康

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