呼吸五輪書 要点メモ
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高岡英夫さんの呼吸五輪書を読んだ。
Contents
鬼滅の刃のような呼吸法
子供の頃、イタチと戦った際に、呼吸意識による亜呼吸空間でフィルター、センサーのようなものを張って、イタチの呼吸を読む、そのフィルターにかかったら、自作の鉄槍で退治した。この技術を使って階段でつまづきそうなおばあさんに気づいて助けたりした。
呼吸には深く脱力した時に、履いてもいなければ吸ってもいないニュートラルラインという基準線があって、その状態が低ければ低いほど、呼吸の粒子が繊細になる。
水泳の大橋悠依の泳法
頭から水を吸い込み下半身全体から後方へ向かって吐き出す。モーションの「吸引呼吸法」。ジェットエンジンのように物理的な力が働くわけではないが呼吸意識は存在する。
実利性
実利だけではなく論理の理、合理の理、天理の理を使った実理の両方をかけた意味をもたせている。
ベースの3大原理
1 全身のゆるみ
2 センター
3 全方向均等呼吸
ベースの4因子
1 坐骨で立つ。坐骨モゾをする。
2 舌路。舌の先を上顎、前歯の裏側の歯茎につけて舌路を作る。下の力でつけるのではなく、全身が緩んだ結果、自然に下が立ち上がってくるようにすることが肝要。
3 玉芯。会陰の部分に作る。
4 鼻吸主口呼息。鼻で吸って、鼻も使いつつ主に口で吐く。
呼吸法ベース1,2,3は他の本に書いてあったのと同じ。ベースそれぞれの間に整息、全身にゆるをかける
精神三力理論
静力、熱力、鋭力
本を読んでいるときのメンタルポジション。静力7、熱力6、鋭力9
生涯一度の大喧嘩のメンタルポジション。静力1、熱力10、鋭力3
このように数値化して呼吸法の前後で違いを見るのに使える。
静力呼吸法
1. 呼吸法ベース3を基本に進める。全身をゆるめて、センターが楽に気持ちよく立ち上がるのを感じる。
2. 点から清涼な気が全身に降り注ぐようなつもりで吸息。
3. 清涼な気が全身に染み渡るように呼息。
4. 2~3を3階から10回程度繰り返す。
リカバリー1「腹腔内蔵疲労回復法」
1A. 胸引手圧法 残気3で息を胸脇背中に引き上げる。腹を凹ました状態で行う。双指節で腹のあらゆる部分を押し、柔らかくもみほぐす。
1B. 平均手圧法 残気7 腹を楽にゆるめた状態で行う。双指節で腹と胸の境を内蔵の奥深くまで波動が伝わるようにゆらしほぐす。
1C. 横隔膜上下法 残気7。息を胸脇背中に引き上げる→引き下げる。3回繰り返したら整息してから全身にゆる。残気5、3でも行う。
リカバリー3 自律芯化呼吸法
立位、座位、仰臥位で行う
1. 両腕を脇に置き(垂れ下げる)、全身を感じながらゆったりと気持ちよく息を吸っていく、息を止めて、息を吐きながら、気持ちよさが全身に深く染み渡っていくのを感じたら整息。
2. 手と足を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、肘・膝まで気持ち良い感じがゆったりと上がってくるのを感じたら整息する
3. 腕とふとももを感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、肩・股まで気持ち良い感じがゆったりと上がってくるのを感じたら整息する
4. 頭から首を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、肩・胸まで気持ち良い感じがゆったりと上がってくるのを感じたら整息する
5. 肩・胸・背中全体を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、腹・腰まで気持ち良い感じがゆったりと上がってくるのを感じたら整息する
6. 腹・腰を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、直行重手印を下腹部にして、下腹部の腸管などの内臓にゆったりと染み渡るように深く集まってくるのを感じたら整息する。もう一度繰り返す。
7. 下腹部・腰の内側を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、下腹部の腸管中央に自律芯となって集まってくるのを感じたら整息する。さらに2回繰り返す
8. 全身を感じながらゆったりと気持ちよく吸息。息を止めて、呼息しながら、気持ちよさが全身に染み渡っていくのを感じたら整息する。さらに2回繰り返す。最後に全身に気持ちよくゆるをかける。
細胞呼吸法・セル 説明
自分=「わたし」だと思っているもの(社長や監督に相当するもの)=主体意識
主体意識が細胞一つ一つと信頼関係を築き、リーダーとして采配をふるえるようになるか=総合呼吸法におけるセル
長時間同じ姿勢で座っているとお尻が痛くなるが、細胞はせいぜい不快だというメッセージを発するのが精一杯。主たる自分が細胞をただのモノとしてしか考えていなかったら?ケガや病気で思うに任せない時、自分の身体に向かって、思わず罵るような苦々しい思いを抱いたりしたことはないか?これはケガをした選手や成績の振るわない選手、業績の良くない社員、言うことを聞かない子供に言葉の暴力を振るうようなもの。このリーダーのもとで細胞にやる気は起きるでしょうか。病気に通ずる現象。生命力の低下、生きるチカラそのものの低下。
細胞との良好な関係を築き、細胞の協力を得て最強の組織となるためには、まず細胞を意識のある存在として受け入れること。長時間座りっぱなしだったら、お尻や腰周辺の細胞のことを考えて坐骨モゾをすれば、それだけでも圧迫されていた箇所の新陳代謝が回復する。そうして、主体細胞一致の状態を取り戻せる。
息ゆる6
1. 気持ちよく、深々と身体の内側からパンパンになるように息を吸う。
2. 張った感じがした部分が内側からとけるように、トロトロに息を吐く。
3. 胸が内側からパンパンになるように息を吸う。
4. 胸が張った感じがしたら、内側からとけるように、トロトロに息を吐く。
胸同様に下腹、背中、腰、骨盤底にも行う。最後に自分が最もゆるめたいと思う身体の部分にも行う。
全方向均等呼吸の基礎練習にする場合は、「胸・脇・背中」と同時に意識できる場所を増やしていく。
「全方向均等呼吸が常となるように」と書いてあった。鬼滅の刃の「全集中の呼吸を常にする」のようだと思った。
息ゆるは入り口は易しい。だからといっていつまでも気安く取り組んでいては、それなりの結果しか得られない。
細胞呼吸法・セル 手順
座位。自分の全身を構成している数十兆の細胞を感じながらゆったりと気持ちよくゆるをかける。
胸脇背中腹腰全体で息をしながら、次のようにつぶやく。
自分自身の呼吸が深く 気持ちよく くまなく きめ細やかに しみわたるのを感じる。
良い呼吸になってくると 全身細胞の呼吸も 深く 気持ちよく くまなく きめ細やかに しみわたる よい呼吸になってくる
全身細胞の呼吸が深く 気持ちよく くまなく きめ細やかに しみわたるのを感じる。
良い呼吸になってくると 自分自身の呼吸も 深く 気持ちよく くまなく きめ細やかに しみわたる よい呼吸になってくる
瞬眠と瞬起
床に入って、頭が枕につくかつかないかのうちに寝てしまう。遅くても10秒から30秒。起きるときも瞬起。そいうことも可能になる
寝不足時の再睡眠法
姿勢は丸まり位、横向きになって体を丸める。熱を逃さないためと気の循環を促すため。背骨まわりの筋肉が特に疲労している場合は、再睡眠の途中でうつ伏せになるのも有効。
呼吸法「タイム」
1. ベース1・呼吸体操をする
2. 一呼吸が1分に感じられるように、ゆったりと大きく深く気持ちの良い呼吸をします
3. 1時間 通勤 仕事をする、本を読む、テレビを見る、トレーニングをする、昼休みの時間などいろいろな1時間がある
4. 1日 浅めが冷めて、朝の支度をし、出かけて、勉強や仕事をしたり、午前、昼、午後、夕方がやってきて、夕食、夜の時間、寝る時間。いろいろな一日がある。一呼吸の中に1日が感じられるように。
5. 1ヶ月 1月 正月 寒い 2月 3月 桜 4月 5月 6月 自分はあの月が好きだな あの1ヶ月はとても素晴らしい1ヶ月だな 7月 8月 夏の1ヶ月、長くて楽しい人もいれば熱くて辛いという方もいるでしょう 9月 10月 11月 12月
6. 1年 春、夏、秋、冬 赤ん坊の頃の一年 幼稚園 小学生 中学生 高校生 専門学校生 社会人 これからの1年 年をとっていった時の1年。そして自分がいつか死ぬとき、死ぬその日までの最後の1年間。いずれの1年も1年です。
7. 一生涯 お母さんのお腹に宿り、この世に生を受け、ハイハイをし、立ち上がり、歩き、小学生になり、中学生になり、異性に目覚め、高校生になり、やがて大人になり、そして壮年を迎え、さまざまな分野で働き、活躍をし、やがて年を経て死んでいく。どのような人生の結末を迎えるのでしょうか。死ぬ瞬間にどのような気持ちで死んでいくのでしょうか。一呼吸の中に一生涯、生を受けてより死ぬ瞬間までの、人生全体を感ずる。
8. 再び坐骨で立つ。美しいシルバーのセンターが楽に気持ちよく立ち上がる。センターまわりにゆったりと気持ちよくゆるをかける。肩をゆったりと気持ちよく回しほぐす。
9. ベース1呼吸体操
メッセージどおりにおこなう必要はない。
子供の頃のことを思い出したり、具体的な記憶ではないけれども赤ん坊の頃のなんだか幸せな気持ちが沸き上がってきたと言う人もいる。記憶や知識ではなく、体性感覚として浮かび上がってくることが大切。
自分自身の時間だけでも大変取り組み街があるが、さらに時間だけでなく空間に広げて、人類の、国の、地球の、宇宙の一生(歴史)などと、より長い時間意識を内包していくことが大事。
坐骨モゾ
椅子の座面の前段に浅めに座る。
試しに深く座ってみると、太ももの大半が座面に当たるので、坐骨が感じられにくくなる。
座面の材質は坐骨が埋もれてしまわない程度に薄く硬いものがいい。
モゾモゾと言いながらお尻を左右に動かして坐骨探しをする。
ある程度納得の行く坐骨が見つかったらススー、ススーと前後に動かして、坐骨の感覚がよりハッキリクッキリするように、磨きをかけていく。5cmくらいの2本のレールの上を言ったり期待するような感じで。
ニュートラルなポジションが取れると玉芯(3玉)も取りやすくなる。
そして再び左右に動かす。今度は左右の坐骨を「右、左、右、左、」と交互に感じながら、今度は背骨を一つずつ積み上げていくようなつもりで行う。これで胴体がまっすぐ立って、楽でいい姿勢が出来上がる。これが「坐骨で立つ、センターが楽に気持ちよく立ち上がる」ということ。
センター三層構造
1. 大径軸 両手の掌で親指同士、中指先同士が接した輪の大きさ
2. 中径軸 人差指と親指でOKサインを作った時の輪の大きさ
3. 細径軸 太めの針金くらいの太さ
坐骨モゾでは大径軸、中径軸が形成される。
内蔵粘膜呼吸法
1. 坐骨モゾをする。息を吸って、染み渡るように吐く
2. 口の中の粘膜を感じる。
3. 深く、しみじみと、染み渡るような呼吸とともに、口の中の粘膜が、美しく、みずみずしく、深く、生命力に満ち溢れた、よい粘膜になってきます
4. 2,3を舌、口蓋垂とその周り、喉頭、食堂、胃、十二指腸、象徴、大腸へと進めて行う
5. 最後にゆったりと全身にゆるをかける
ニュルニュル ネロネロ トロトロ
眼精粘膜呼吸法
目を閉じて行うのが良い
1. 自分の眼の粘膜を意識する。眼の粘膜がみずみずしく生命力に溢れています。
2. 呼吸とともに、そのみずみずしい生命力がますます深まっていきます。
3. 自分の眼の粘膜が、柔らかく、気持ちのより呼吸をしています。
4. 呼吸とともに眼の中、眼底、視神経、後頭部の視覚中枢へと眼の粘膜の柔らかさ、みずみずしさ、そして生命力が広がっていきます。
5. 眼の粘膜から眼全体、眼底から、視神経、視覚中枢の中のすべての疲労が、呼吸とともに、外部の空間へと流れていきます
6. 呼吸とともに、眼の中の疲労が次第に宇宙空間へと流れ出していきます。
7. 目から中等部を通り、後頭部の疲労までもが、呼吸とともに大きな宇宙空間へと流れていきます。
8. みずみずしく、生命力あふれる粘膜が、目から視神経、視覚中枢へと生命力を、深く、深く、送り届けてくれます。
8. みずみずしく、生命力あふれる呼吸が、粘膜から、入り組んだ脳のすべての疲れを宇宙空間へと解き放ってくれます。
9. 呼吸は自然に深く、大きな呼吸になっています。
10. ゆったりと深くしみわたる、気持ちの良いコキュになっていきます
11. やわらかく、みずみずしく、生命力豊かに、ゆるを行ってください。
痰切道
深気道を極めると、咳払いをしたり、痰を切るのが上手になります。呼吸の達人はむやみに咳をしない。
できればしないほうがいいときには、そのバで軽く何度か声帯を開閉します。日頃から地道に呼吸法を鍛錬していけば、話をしながらでも自在にできるようになる。
ピアース 刺通緩解
1. 体の前で一本人差法または二本人中差法を取る。股関節で屈曲し、前傾した状態が下方に落ちる
2. 美しいシルバーのセンターで、玉芯から天玉まで第3軸を串刺しする。擬態語はズブリ、ズブズブ、ズズズズ。一本人差法で、背骨の前をなぞりあげ、より下のパーツが先行して落ち続ける。裏転子で支えぬき、脛骨が前傾しないように注意。
3. 坐骨が座面に接し、美しいシルバーのセンターが頭の中を遠て天玉を突き抜け、一本人差法は無理のない範囲で上昇を続ける。姿勢を整え、坐骨で立ち、センターが楽に気持ちよく立ちあがる。
背骨のパーツ同士の隙間が広がり続けるように行う
落下動作開始直後は腰椎の5番だけが落ちるようにして、1,2,3番くらいまでは、できるだけ一を動かさないようにする。そうすることで間が広がる。
落動作にかける時間は普通に座るときよりは時間を掛けて構わないが、30秒、1分と中腰の状態で奮闘していては腰や背中、膝に負担がかかる。また、短くても何十本も数をこなすことには意味がない。そこで、刺通緩解毎日行うベースの前に2,3回だけと決め、それを実行することです。
メンブラン
呼吸意識(吸引、呼押、吸率、呼射)を手の平、手の甲、胸脇背中・腹腰の内側・外側で行う。
裏日本呼吸法・リア
背中側に呼吸が広がるように意識して行う呼吸法
全身体内溶緩通軸呼吸法
手と手をすり合わせて気持ちよくゆるめる → 一面手法で一面を作る=面で身体左右に切るイメージ。手の指は前方に向ける→右手を離して左手一面を作る
左右手一面か豪邸地面を上下に動かす
左手一面を残しながら右手を上下に動かす
銀河細胞呼吸法
モゾモゾと背骨を動かしながら、地芯上空6000キロで舞い踊るように動かす。気持ちよく、くまなく、きめ細やかに、染み渡る良い舞い踊りになっていくようにする。
銀河宇宙週開通軸呼吸法
上に7500光年、下に7500光年「上銀芯」「下銀芯」を楽しむ呼吸法
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